郵便物の流れ

2017/09/22

  いったい郵便物は宛先に届くまでどのような工程を経るのか疑問に思ったことはありませんか?

  私の経験をもとに説明していきます。

 

  郵便局には普通郵便局(郵便物の配達をする郵便局)と無集配特定郵便局(地域にある小さな郵便局)と地域区分局(郵便物の配達もしますが、都道府県全体の郵便物が集まり、発送する郵便局)の3つに分かれます。

 

 ちなみに私は地域区分局で働いていました。

 まず、郵便窓口や配達地域のポスト・無集配特定郵便局に差し出された郵便物は、郵便物の種類(普通郵便物や大型郵便物・速達・書留・小包など)に分けられ、消印(しょいんと言います)のない郵便物は葉書や厚みのない定形郵便物は自動消印機により消印が押されます。(消印は何時から何時の間にどこの郵便局から差し出されたという大事な証明にもなります)

 

 余談ですが、消印の押印部分を変更するときには必ず変更した人の確認と確認者の押印が必要なのですが、いい加減に検査してしまうと、誤植が発生し郵便物回収と始末書が待っています。

 

 厚みのある郵便物や定形外郵便物はローラー型の消印か職員自ら消印を押す作業に分かれます。

 

 そして、厚みのない葉書や定形郵便物は郵便物読み取り区分機により自動的に郵便番号ごとに仕分けされます。

  機械担当になると、仕分けした郵便の棚が一杯になるとアラームが鳴るので、一気に点灯すると走り回る結果になります。

  特に読み取り不能郵便物が多いのが現状で、あっという間にアラームが鳴ります。

 

  厚みのある郵便物や懸賞応募の葉書などは職員の手によって区分されます。なぜ懸賞応募の葉書が手区分になるのかというと、懸賞応募の葉書はたいていシール何点分かをセロテープなどで貼り付けて応募するというパターンが多く、機械区分するとシールがはがれてしまう可能性があるからです。ちなみにそういう郵便物の郵便番号は119-××××で処理する郵便局は東京クイズ局と言われています。

 

 

 

 

 

 定形外郵便物はすべて手区分です。恐ろしいのが某自動車連盟の冊子、某教育関係のテキストでこれらが届くと仕事倍増です。

 

  そして、トラックに他の普通郵便局からの郵便が乗せられて運ばれてくると、機械区分が必要なものとそのまま宛先郵便局が書いてあるものに分けられ、他の郵便局から届けられる郵便物は種類ごとに専用のひもで結んであるので、そのひもをほどく作業があります。

 

 機械区分が必要な郵便物はある程度郵便物がたまってくると一斉に機械区分を始めます。

  アラームが鳴ると棚に入っている郵便物を取り出し、行き先の表札をつけてひもで縛り所定の場所に入れるという作業が延々と続きます。

 

 

  一番忙しい時間は午前2時頃で各方面行きのトラックが時刻表の通りに来るので、全部対象の郵便物を集めてそれぞれのトラックに乗せられ発送されます。

 

  それが終わると今度は配達地名ごとに仕分けする作業が始まります。

  ある程度土地勘があるととても仕分けしやすいのですが、郵便に携わる職員は地方出身者が多く、地名と仕分け場所を覚えるのに苦労します。

 

  同時に私書箱を持っている会社や個人の方の郵便を仕分けます。

  会社は有名なところが多いので覚えやすいのですが、個人で私書箱を利用している方はなかなか覚えにくく、注意して宛先を確認しないと見落として集配担当から怒られるということになります。

 

  大企業も別扱いで配達されるので、宛先の地名と会社を覚えていないと間違いのもとです。

 

  配達地名ごとの仕分けが終わると、その郵便は集配担当に渡されます。

 

  集配担当の方は今度は配達する順番に家ごとの仕分けをします。

  ちなみに郵便担当は仮眠に入ります。

 

  家ごとの仕分けが終わると、バイクに乗って配達に行きます。こういう過程を経て郵便が届くのです。

 

  長くなりましたがご理解いただけましたでしょうか?